VB-Report 11.0 for .NET - ASP.NET Core MVC デモ
Page.Repeat による可変の帳票ページ処理
Page.Repeat を使用して複数ページや可変帳票を作成する方法を説明します。
1 シート複数ページの Excel ファイル作成や、項目を入れ替えた可変帳票の作成が可能です。
(1) 1 シート内に複数ページの帳票作成
Page.Repeat は Page.Next と対で使用します。Page.Start - Page.End 内に実装し、ページ(シート)内の行範囲(レイアウト)をコピーして帳票を作成します。
(2) 行範囲を繰り返して可変帳票を作成
Page.Repeat で行範囲の指定を繰り返す事で、帳票 1 ページ内に繰り返しの項目が設定されます。また、値の設定時に行位置を意識する必要はありません。
(3) 可変で項目を入れ替える帳票
帳票ページ(シート)内に、タイトル・集計・項目A・項目Bと複数のレイアウト(行範囲)を用意し、使い分けて可変帳票を作成します。
(4) Page.Repeat の動作仕様上の制限
・デザインのオブジェクトは 1 ページ目にのみ出力されます。
・作成可能なページ数はシートの最大行数に依存します。
・Page.Start の繰り返しと比較し、処理速度が低下します。
・行や列を操作する機能(RowCopy 等)は使用できません。
・Page.Repeat を跨いだ計算式の再計算はできません。